共働きが増えている現代で、避けて通れないのが待機児童問題です。
全国的にニュースなどでも取り上げられていますが、保活という言葉が生み出されるほど、子どもを預けることが困難になっています。(˘̩̩̩ε˘̩ƪ)
そんな待機児童問題ですが、北国北海道ではどのような現状になっているのでしょうか?
やはり札幌市が多い!待機児童の現状
北海道では全国的に見ると、待機児童が多い方ではありません。
関東や沖縄県と比べると少なくはありますが、それでもまだ保育園に入ることが出来ず、働くことが出来ないママがいるのです。
北海道の大都市、札幌では約700人の待機児童がいるといわれています。
それでもまだ、申請していない人もいることを考えると、まだまだ人数に加算されていない待機児童もいるのではないでしょうか。(๑•́ ₃ •̀๑)エー
旭川市でも約150人、その他のいくつかの市町村でも30人前後の待機児童がいることがわかっています。
いくら他の県と比べると少ないといえど、待機して子どもを預けられない家庭はこれだけあるというのが現状です。
ママの仕事が決まらないと保育園に入れることも出来ないところもあり、まず就職活動すら出来ない家庭や、産休明けに職場復帰したいにも関わらず、子どもを預けられずに困っている家庭もあるそうです。ʅ(´-ω-`)ʃ お手上げ
保育園やこども園、託児所など子どもを預ける施設もいくつかありますが、待機児童がいる地域では、園の雰囲気や方針などで選ぶことも出来ません。
子どもを預けることに不安を感じない親はいないでしょうから、選ぶ権利もないまま大事な我が子を預けるのは心配でしょう。
潜在保育士の復帰を促す、安定した労働条件
「待機児童が多いなら、保育施設を増やせばいいのでは?」との声を聞きますが、そう簡単には増やすことはできません。
また、政府から年齢ごとに1人の保育士がみる園児数を増やすとの提案もあったそうですが、実際に働いたことがない人には日頃の大変さがわからないのでしょう。( ・᷄ꃪ・᷅)˞ᵋᵌ 困った
人様の大事なお子さんを預かるというのは、責任も重く、心身ともに疲労も多いです。
賃金の低さも問題になっていますが、まさにそれは保育士のほとんどが感じていることだと思います。
北海道では、保育園に勤める保育士の初任給は基本給で15万円ほど。
決して高くはないのです。
しかし、当たり前のようにボランティア残業や家に持ち帰る仕事があり、労働時間が実際はとても長いのか現状です。(ꐦ ´͈ ᗨ `͈ ) ‘`,、ワラエナイヨ
そしてこの過酷さでは、一度結婚出産で職場を離れた保育士が復帰するのが難しいのです。
潜在保育士と呼ばれる、資格があっても保育職に就いていない人がたくさんいると言われています。
現に私自身も潜在保育士なのですが、家庭がありながら長時間拘束がありながらも仕事に見合った手当てが頂けないとなると、働きたいと思えません。
そういった、特に子育て経験のある潜在保育士に、また保育をしてもらえるような、安定した労働条件が必要だと思います。
保護者との関わりも多いので、子育て経験のある保育士は、アドバイスができたり保護者側も安心して相談ができます。(╭☞•́⍛•̀)╭☞
給料は上げると言ってもそれぞれ管轄か違いますし、簡単に上げられないでしょうが、少しでも潜在保育士の皆さんがまた働きたいという気持ちが増すように検討して頂きたいです。
せめて残業手当や、家に持ち帰る仕事があれば、その分の手当を頂けるようにすると、保育士側の気の持ちようも変わってくるのではないでしょうか。
待機児童を減らすには、子どもを預かる保育士がいないことには成り立ちませんからね。
まずは保育士が働きやすい環境を整えるのが第一だと思います。
保育士の実態、みんな必死でヘトヘト
一年のうちに休まる時期がなく、常に次の行事のことを頭に入れながら日々の保育をこなしている保育士。
「子どもと遊んでるだけなんていいね〜」と言われることもありますが、決してただ遊んでいるわけではありません。щ(゚д゚щ)ゴラー!
カリキュラムを組み、それにそって1日ずつ予定を組んで保育しています。
北海道では、夏はプールや水遊び、冬は雪遊びと季節感ある遊びがたくさんできます。
その分保育士の準備や確認、打ち合わせも多く、気が付けば一年終わってまた4月がやってきたという感覚だと、保育士間で話すことがあります。
最近は保護者からの要望も増え、サービス業要素も多くなってきてしまっている気がする保育業。
可愛い子どもたちの成長を見られるのは嬉しいけれど、心も体もついていかなくて、泣く泣く辞めてしまう人も多いのです・・・(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)
保育士の確立。まずはそこから!
待機児童が多いということは、預かる施設や人がいないということ。
なぜいないのかというと、保育士が働きにくいからなのです。
現場で働いたことがない人たちが意見を出し合っても、上手くいかないでしょう。
ぜひ現場の声を聞き、保育士が毎日心身ともに健康で働けるような環境を整えていけたら、保育できる施設や園児数を少しずつでも増やしていける可能性があります。
1人でも多くの保育士に勤めてもらえるような体制を、国や市町村は整えていくことが待機児童問題の対策になるでしょう。
いつの日か保活という言葉が無くなるくらいに、待機児童問題が解決し、預けて働くママもあずかる保育士も、どちらも気持ちよく過ごせる日が来ることを切に願っています。
最後まで読んでくださってありがとうございます^^
今日も笑顔が一つ増えますように^^