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保育現場から離れて、元保育士として今思うこと

保育現場から離れて、元保育士として今思うこと
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本日は岐阜県は可児市に在住の元保育士さんに、可児市の待機児童問題や保育士不足についてお話していただきました!

保育園という現場を離れてみて、気付くこともあったようです^^

それは、可児市特有の特徴だったようです!

一体どんなことに気付いたのでしょうか?

可児市の保育士不足と待機児童問題の現状

保育現場から離れて、元保育士として今思うこと
岐阜県可児市は日本一のバラ園を誇る、人口10万人(平成28年4月1日現在101,027人)都市です。

名古屋まで1時間以内の通勤圏にあり、かつてはベットタウンとして全国7位の人口上昇率、県下1位の経済成長率を誇ったことがあります。

現在市内の保育園は公立4か所、私立6か所の計10か所あり、うち1か所が未満児専用の小規模(20名定員)、もう1か所が病児保育と休日保育、22時までの延長保育を行っています(いずれも私立)。

私は約10年、可児市の公立保育園の保育士として働いていました。

可児市が抱える待機児童の現状

平成27年11月1日付「広報可児―ようこそ!市長室へ」での市長のコメントに、可児市の待機児童問題について取り上げていました。

「平成27年度入園者数は過去最高の1,298人で年度途中の未満児入園が相次ました。
その結果、平成31年度の在籍予想人数にすでに達してしまったため、前倒しして保育園の建設を行うことになった。

人口増加が著しい地区に定員80~100名程度の認可保育園の建設(老人デイと隣接)、平成29年4月開設を目指すとともに、他にも2か所小規模園の開設を目指している。
さらに私立幼稚園の、認定子ども園への移行支援など行っていきたい」

岐阜県可児市広報より

とあり、市全体で待機児童問題に取り組むと掲げています。

幸い可児市は比較的広大な土地の確保が容易なため、都市部と異なり保育園を増やすこと(ハード面)はほぼ充足されつつあると思います。(๑•̀ㅂ•́)و✧

元保育士さんが考える待機児童対策

元保育士さんが考える待機児童対策
可児市は団塊世代の人口集中により発展した市です。
そのため今は高齢化問題に直面しており、その子ども世代は都市部に移り住んでいるため、団地の独居老人が増加しています。

元保育士目線で思うことは、かつての子育て経験者である団塊の世代が、各家庭で子どもを預かる「保育ママ」ならぬ「保育グランドマザー(もちろんグランドファーザーも可)」制度を立ち上げて、未満児が家庭的な環境で保育を受けることができると共に、子育ての悩みもグランドマザーにすることができます。٩( ‘ω’ )و ガンバルぞい

そのような仕組みは、共働き世帯に対する地域貢献や高齢者の生きがいにつながるのではないかと思います。

可児市保育士の実態

保育士が不足するそもそもの理由
ハード面の整備は比較的進んでいる可児市ですが、残念ながら保育士の確保(ソフト面)は進んでいないのが現状です。(˘̩̩̩ε˘̩ƪ)

私がかつて在籍していた10年前でも、公立保育園の正規職員は全体の4分の1であり、その中で遅番、早番や土曜勤務を正規職員が主となり(非正規と嘱託職員はそれぞれ月1~2程度)回さないといけないため、時間外勤務や休日出勤を余儀なくされる現状がありました。

また、可児市は愛知県と隣接する地域になるため、より高い時給と労働環境を求め保育士が愛知県内の他市に流失する事態も起きており、保育士確保のため公立保育園の場合、退職した元保育士(とくに正規職員)に毎年のように声をかけ、確保しています。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ヨシ!

幸いここ10年で私立保育園が2園から6園に増えたため、かつての非正規や嘱託職員が私立の正規職員として採用されるケースが多く、可児市内の保育園の情報交換は比較的行いやすい環境となっています。

保育現場から離れて、元保育士として今思うことのまとめ

保育現場から離れて、元保育士として今思うことのまとめ
子どもの健やかな成長のために待機児童や、保育士確保の問題は地域課題になっています。

可児市の保育園は、公立も私立も他の市町村に比べると保育士の年齢層が低く、公立では40代前半で、私立では30代前半で園長になる園もあります。

それだけハードな環境で、私をはじめ中堅が辞めてしまう現状があります。

その反面、若い保育士が多いということはそれだけ活動的な保育が多くできることや、地域の住民や学校交流などさまざまな取り組みにチャレンジできるというメリットもあると思います。╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !

私は今でも時々、現職である精神保健福祉士としてかつての職場に出向き保育士や園長の相談に乗ることがあります。
また、私の教え子が若い保育士として働いています。

職種が変わり外から保育園を見る立場になりましたが、これからもできる範囲で保育園や保育士が抱えるさまざまな問題に取り組んでいきたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます^^
今日も笑顔が一つ増えますように^^

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