今回は東京都にお住まいの、現役保育アドバイザーにお話をお伺いしました!
東京都における、待機児童の現状や、保育アドバイザーが考える待機児童問題の対策案などをお話して頂きます。
待機児童問題、保育士不足と頭を悩ませる話題がたくさんありますが、まず私たちに出来ることは「何か」を考えた時に、現状を「知る」ことかなと思います。
知ってから、この問題に対しどうするべきか、何ができるかが見えてくるのか、ママやパパはいかがですか?
「東京都」においての、待機児童の現状
・認可保育園への入園率
世田谷区、目黒区、渋谷区など50%前後と低く、荒川区や葛飾区などは70%以上と多い区もあります。
・認可外保育所への入園率
杉並区は45%を超えるなど 認可保育園よりも認可外保育園への入園者が多いです。
〜どの区の入園率が高い?〜
認可外の中でも東京都に認証された「認証保育園」の質が良い場合が多かったり、毎年、区によって保育料の差額を補助する区もありますので、よく調べると認可保育園以外の選択肢もありますよ!
保育アドバイザーが考える、待機児童問題の対策案
〜大事なポイントは3つ〜
0歳〜2歳は、「小規模保育事業」・「保育ママ制度」も視野に入れよう!
◎「小規模保育事業」
国の設置基準をクリアし、各市町村が認可基準を定めている認可施設。国より補助金があり。
保育室の広さ・保育士の人員配置が定められており、比較的細やかな保育ができる環境が整いやすい。
◎「保育ママ制度」家庭的保育事業
※対象:乳児・幼児
家庭的保育者の居宅その他の場所において、家庭的保育者による保育を行う事業で、区市町村によって要件は異なりますが、定員が3名〜6名までなど少ない場合が多く、家庭的保育者の目がお子様に行き届きやすいという利点があります。
〜まずは、認可保育園・認可外保育所等と同じく見学をおススメします!!〜
保育室内の雰囲気や保育士さんの人柄なども含めて、自分のお子さんにとって、大人数保育が良いか、アットホームな「小規模保育事業」「保育ママ制度」が良いか、お子様の性格や成長なども考慮して決断するのも大切ですよ!
3歳〜5歳は、「幼稚園」+ 延長利用orベビーシッター利用もおススメ!
◎幼稚園+延長利用
・幼稚園によっては17:00/18:00までの延長利用ができます。(別途利用料金有)
◎幼稚園+ベビーシッター利用
・園の送迎やご自宅での預かり等 現在のベビーシッターサービスは増えています。
私も以前からベビーシッター業務に携わっており、海外では当たり前のように利用されているサービスが日本でも浸透してきているのを実感してます。
☆具体的には、
園へお迎え⇒ご自宅にておやつ補助⇒遊び⇒夕飯や入浴手伝い⇒寝かしつけなど
「子連れで働ける仕事」か検討してみましょう!
◎シェアオフィス(託児付き/保育士常駐)
最近、都内に増え続けている子連れで働ける“シェアオフィス”。
私は、ここ数年で二カ所のシェアオフィス(託児付き)施設にて保育者として働いていますが、フリーランスでのお仕事の方・保育所に入園できなかった方などの利用が多く、主に、「仕事をしている間に子どもは自分の近くで見ながらしてみよう!」
と思うものの、実際には途中でオムツ替えや遊びに付き合ったり、寝かしつけたり、なかなか順調に仕事がはかどりません。
シェアオフィス(託児付き/保育士常駐)での利点は、一緒に出勤⇒仕事をしている場所の近くでの保育士常駐、または別の保育室での託児付き⇒一緒に退勤ができます!
東京都においての保育士の実態は?
保育士資格はあるものの現職を離れている「潜在保育士」と呼ばれる人や出産後に現職へ戻れず、転職をする人もいます。
また、保育職へ戻っても“正職員“ではなく“パート“としてしか戻れないという実態が有ります。
東京都の現役保育アドバイザー!待機児童ゼロ対策!のまとめ
入園先は、各自治体の保育形態の違いから、まずは預ける場所については視野を広げて調べること。
保育士の就業先も、上記と同じく“保育者“として就業できる働き場所が増えているので是非違った保育現場での新しい保育者が増え、そのご活躍を祈ります!
そして、そんな潜在保育士さんに朗報です!
こちらの記事でもご紹介しましたが、潜在保育士さん達の活躍の場はたくさんあります!
あなたのその勇気ある一歩が待機児童問題や保育士不足を解決する一歩になればと思います^^
こちらの記事を参考にして頂ければと思います^^
>>保育士と家事の両立に挑戦してみませんか?
最後まで読んでくださってありがとうございます^^
今日も笑顔が一つ増えますように^^