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栃木県の保育士から見た、待機児童問題について

栃木県の保育士から見た、待機児童問題について
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待機児童について、ニュースになっていますね。
それは、主要都市だけではありません。

栃木県でも年々待機児童は増えています。
特に昨年から今年にかけては、私の周りでも、「保育園に入れなかった」と肩を落とすママ達の声が多数聞こえてきます。

少子化の今、なぜ待機児童が増えているのか。
今後どうすれば、ママ達は安心して働きに出かけ、子どもたちは笑顔で楽しく毎日を過ごせるのか、考えていければと思います。(๑•̀ㅂ•́)و✧

今回は栃木県在住の保育士さんにお話を頂きました!

栃木県においての、待機児童の現状

栃木県の待機児童の現状
栃木県の待機児童数は過去最多!
栃木県の調べによると、平成28年4月1日の時点で栃木県の待機児童数は、155人。

前年より95人減り、少しは改善はされたようです。(平成28年4月1日現在)

そしてその年の10月には、保育所等利用待機児童数は418人。
驚くべきことに、前年と比べて196人減となっています。

栃木県でも待機児童を抱えて困っているママさん達が多くいらっしゃることが、数字からも読み取れますね。(╭☞•́⍛•̀)╭☞

2015年になぜ、待機児童数が増えたのか?
2015年4月から、新たに求職活動中でも保育所を利用できるようになり、対象児童が増加したようです。

働くママをサポートする反面、その間の子どもをみる体制が整わなかったのですね。

保育士が考える、待機児童問題の対策案

保育士が考える待機児童問題対策
待機児童を減らすには、保育所を増やしたり、今ある保育所の定員を増やしたりすれば解決します。(๑•́ω•̀)

一見簡単に聞こえますが、実際は厳しいのが現状です。
どうして、簡単にいかないのでしょうか?(๑•́ ₃ •̀๑)エー

実際の待機児童の年齢は0-2歳児が全体のほとんどを占めています。
国が定めた保育士の配置基準は、0歳児が3人につき、保育士1人。

1~2歳児は、おおむね6人に保育士1人です。
待機児童の定員を増やそうとすれば、保育士の数が多く必要となります。

ですが、今や保育士は引く手あまた。
施設はあっても保育士が足りないのです。(˘̩̩̩ε˘̩ƪ)

なぜ保育士不足なのか?

それは保育士の賃金や待遇の問題と関わってきます。
他の職種と比べ、待遇が良いとは言えない保育士。(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

結婚や出産を機に、保育士をやめ、保育士としては働いていない方はたくさんいます。
とってももったいないことです。保育士というのは、自分の子を産み、育ててからまた、保育感が深まり、よりよい保育ができると私は考えます。

では、今後どうすればよいのか?

育児のベテラン保育士とは?

私の職場には、最近パートタイムで、保育士資格をもっていながら、お孫さんの面倒をみていたという方が入ってきました。

保育士経験は数年ですが、その後自分の子を育て、孫を育ててきたので、0歳児の保育は得意とするところです。

今の子どもたちは、おじいちゃんおばあちゃんが手の空いているときは面倒みている方が多くいます。

ですので、赤ちゃんも育児のベテランの保育士さんといると安心しています。
いったん保育を離れていたものの、育児に関わってきた保育士さんの活用は今後重要になってくるかと思います。(๑˃̵ᴗ˂̵)و

保育士のベビーシッター?!

保育士のベビーシッター

待機児童は前にも述べましたが、0~2才が多いです。
集団で遊ぶというより、1対1の関係が大切な時期です。

保育所も素晴らしいですが、子どもを家で預かるスタイルで待機児童を受け入れる方法も良いのかと思います。

保育士の、ベビーシッターです。それを国や地方自治体が認め、補助をだす。

ブランクのある保育士であっても、家で1人、若しくは数人みるのであれば、スタートしやすいと思います。(╭☞•́⍛•̀)╭☞

保育所などに入ると職員同士の人間関係や、正社員、パートとの格差で悩むのが嫌という保育士も少なくないはずです。

また、ベビーシッターというとあまり日本ではなじみが少ないのですが、きちんと保育士資格を持ち、国がバックアップしているとなれば安心できるのではないかと思います。

もちろん2才から3才になれば、保育所へ入れるような流れもつくるべきとは思います。

他県の自治体でも、資格者が家庭で子どもをみる取り組みをしているところもあるようです。
保育所だけなく、選択肢が増えることは良いですよね。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

栃木県においての、保育士の実態

栃木県の保育士の求人については、日々賑わっています。
毎日求人があり、それはフルタイムパートタイム問わずあります。

賃金についても、幅あるものの、少しずつ上がってきているように感じています。

潜在保育士へのサポート

また栃木県は、潜在保育士(保育士資格を持っていても、保育士として働いていない人)を中心とした保育士の就職相談やあっせんなどの支援を行う「とちぎ保育士・保育所支援センター」を平成28年4月1日に開きました。
>>栃木保育士・保育所支援センターの詳細について

今後、保育士不足の解消へ繋がるよう期待したいですね。

保育士として、考えること。

保育士として考えること
保育士不足は深刻な問題です。
しかし、私は大切なのは保育士の数をただ増やすのではなく、「保育の質」を保ちながら、高めながら、この問題に取り組むべきだと思うのです。(๑•̀ㅂ•́)و✧

私はいつも、パパやママから大切なお子さんを預かるとき、気をひきしめるよう心がけています。

保育とは、大切なお子さんの命を預かる仕事です。
また、保育士とは子どもたちの1番成長めまぐるしい時期を共に過ごせる、本当に素敵な仕事だと思います。

日々、新鮮な目で子どもを温かく見守れる、そんな保育士がさらに増えてくれれば嬉しいと思います。

それには、新しく保育士をとった方、現在働いている保育士、そして潜在保育士が共に保育について考え、深めていくことが大切ですよね。

家族が笑顔でなければ、子どもたちも安心しません。
早く待機児童の問題が解決し、子育て家庭が活き活きとした笑顔で暮らせる、そんな日本になれたらと願うばかりです。

最後まで読んでくださってありがとうございます^^
今日も笑顔が一つ増えますように^^